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子宮がん

 子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。病名は似ていてもその内容は大きく異なります。

 20〜39歳の女性がかかるがんの中で、もっとも多いのは子宮がんです。40〜59歳でも乳がんに続いて子宮がんにかかる人が多くなっています。 (2005年国立がん研究センター調べ)。子宮がんには、子宮頚部にできる子宮頸がんと、子宮体部にできる子宮体がんがあり、原因も違います。
 子宮頸がんの原因は、セックスによって感染するヒトパピローマウィルス(HPV)によるものです。最近、このウィルスに対する予防ワクチンが出てきました。 すべてを予防することはできませんが、このワクチンを接種することで、7割ちかい子宮頸がんを予防できるといわれています。 ただし、妊娠への影響はまだわかっていないため、不妊治療中のワクチン接種はひかえるのが望ましいでしょう。妊娠・出産を考えている場合は、医師に相談し、計画的に接種しましょう。
 一方の子宮体がんは、現状ではとくに予防法はなく、ホルモン治療や手術などが中心になります。
 いずれの場合も、早期発見し、子宮を残すことができれば、妊娠も可能です。 自覚症状は少ないので、定期的に検診を受けるようにしましょう。   (英ウィメンズクリニック院長塩屋雅英 監修「赤ちゃんが欲しい人の本」参照)

子宮頸がんの検査方法

子宮頚部細胞診
子宮頚部細胞診は、子宮頚がんの発生しやすい部分(子宮頚部粘膜の扁平上皮領域と円錐上皮領域の境界面)を綿棒やヘラ、ブラシなどで軽くこすって細胞摂取して 顕微鏡で調べる検査です。

子宮頸がんの進行度
0期・・・癌(がん)が上皮内にあって外まで浸潤していない
1期・・・子宮頸部のみに発症して他へ拡散してない状態
2期・・・膣壁の3分の1以内、子宮周辺に進行しているもの
3期・・・膣壁の3分の1を超える場合や、骨盤壁にまで進行したもの
4期・・・他の臓器にまで転移しているもの

子宮体がんの検査方法

経膣超音波検査
経膣超音波で子宮内膜の厚さ、形態を調べることで0期のがんは発見されやすく、おおよそ子宮体がんも診断可能です。 その後、子宮内膜を採取して細胞を調べる「子宮内膜細胞診」を行います。直径2.5〜3mmの細い棒で子宮内膜を擦り取る方法と、注射器の先にポリエチレンのチューブを 取り付けて子宮内膜を吸引する方法があります。


どちらも、進行度によって切除手術、放射線療法、化学療法(抗がん剤)など治療法が異なってきます。