基礎体温とは?
人間が生命を維持する上で最低のエネルギーしか使っていない時の体温です。つまり睡眠中の体温ということになりますが、睡眠中は測れませんので、朝、目覚めて身体を動かす前の体温を測り基礎体温とします。
基礎体温の測り方
@朝、目が覚めたらすぐに布団の中で、測る。
A起き上がる前、寝たままの状態で測る。
B毎日、同じ時間に測る。
C婦人体温計は口の中で測る。
D舌の下にはさんで測ると、正確な体温が測れる。
E最初は慣れないのでうまく測れないこともありますが、少なくとも2〜3ヶ月は続けましょう。
基礎体温表からわかること
排卵日は低温期から高温期に変わる日、もしくはその前後と推定されます。低温期から高温期に変わる日を体温陥落日と言い、体温が急にがくんと下がります。
低温期と高温期の2相性であれば、一応、排卵はあると推測出来ます。生理(月経)が毎月一定期間にあったとしても、低温期高温期のない1相性なら無排卵(無排卵性月経)の可能性があります。
28日周期の場合、排卵日より14日後(プラスマイナス2日)が生理の初日と推測されます。
高温期から低温期に変わらず、そのまま高温期が続く場合(16日以上)でしたら、妊娠している可能性が高いです。ただし、持続黄体存続症といって妊娠していないのに、黄体が持続して、高温期が続くこともあります。高温期が続いたら、お医者さんで検診してもらいましょう。
PMS(月経前症候群)とは、排卵後から月経が始まるまでの間(高温期)に起こる肉体的・精神的に起こる諸々の症状のことを言います。
身体的には、胸のはり・腰痛・肩こり・むくみ・便秘・下痢・頭痛・吹き出物・眠気・疲労感など。精神的には、イライラ・憂鬱・過食・無気力・集中力低下など。PMSの症状は、生理(月経)が始まるとほとんどの場合が治まります。
PMSは、高温期に起こることがわかっていますので、基礎体温を測っていれば、その時期を知ることが出来ます。
高温期と低温期との温度差が0.3℃以下(高温期が全体的に低い)で、その期間が8日以下しか続かないような場合は、黄体の働きが悪い可能性があります。
また、高温期が6日以内の場合は、無排卵もしくは黄体機能不全のどちらの可能性が高くなります。もし3日以内しかない時は、無排卵であることが多いです。
生理(月経)周期が35日以上と長く、低温期が2週間以上続く時は、脳からの指令に反応する卵巣の代謝不良が考えられます。また、卵子はすでに成熟しているのに、間脳へのフィードバック作用がうまくいかないという場合も多く、しばしば黄体の機能不全をともないます。
これとは逆に、低温期が12日以内と短い時も、やはり、注意が必要です。卵子が成熟している間に、一部の卵胞細胞がすでに黄体ホルモンの分泌を始めたことが推測されるからです。
基礎体温表の波形
正常の場合は、低温と高温が二相性になっています。
最も妊娠の確立が高いのは排卵日の3〜4日前から、排卵後3〜4日までの約1週間です。
高温が3週間以上続いて、生理がこない時は妊娠の可能性が高くなります。
その後出血した場合は流産の可能性がある。
排卵のある月と無い月と繰り返し。
時々排卵があれば妊娠が可能ですが、低温一相性の状態が何ヶ月も続くと無排卵性月経が考えられます。
高温期が10日未満と短い。
黄体ホルモンの機能不全の疑いがある。受精卵の着床や妊娠の維持がうまくいかず、不妊の原因となることも考えられます。
更年期
閉経が近づくと 黄体ホルモンの分泌も少なくなり、周期がだんだん短くなります。
基礎体温計測のポイント

毎日きっちり計測するのが理想的ですが、それがストレスとなっては意味がありません。一番大切なのは、排卵後の1週間の情報です。28日周期であれば、真ん中の1週間12〜19日だけ真面目に計測し、他の期間は2〜3日に1回でも構いません。

基礎体温は体が動いた瞬間から上がり始めます。起きていなくても日中になると体温は自然と上がるので、遅くても7時30分までに計測しなければいけません。

基礎体温は微妙な体温変化も計測できるデジタルの体温計を使うようにしましょう。

