排卵障害
排卵とは、成熟した卵子が卵巣の外に飛び出すことです。
この排卵がうまく機能しないことを排卵障害といい、排卵がまったくないことを無排卵、数ヶ月に一度しか起きないことを稀発排卵といいます。
排卵がきちんと起きているかは、基礎体温表である程度は判断できます。
病院では超音波検査や尿または血液によるホルモン検査
により、排卵の有無を調べます。その結果基礎体温表では二相に分かれていても、排卵がないことが判明する場合がまれにあります。
排卵障害を引き起こす原因は、ホルモン分泌の乱れや、卵巣機能の低下などで、おもな病気には、多のう胞卵巣症候群(POCS)や性腺刺激ホルモン分泌障害、高プロラクチン血症などの5つが上げられます。
ストレスが排卵障害を引き起こしているケースも増えています。一見、関係ないように思えるストレスと卵巣機能不全の関係ですが、ストレスは脳に影響を与えますから、ホルモンの分泌が乱れ、
排卵のメカニズムにも狂いが生じてしまうのです。

☆月経不順 ☆無月経

☆血液検査 ☆超音波検査
排卵障害の治療については、こちらのページ
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)
多のう胞性卵巣症候群(POCS)とは、卵巣の中で卵子は成熟するのですが、卵巣の皮膜がかたく、排卵できないという病気です。
卵胞の中では男性ホルモン(テストステロン)が作られるため、血液中の男性ホルモンが増加します。PCOS患者の卵巣内を超音波検査すると、小さい卵胞が数珠上に卵巣表面に並んでいるのが確認できます。
治療は、排卵を刺激するホルモン剤(クロミフェン)をまず使用しますが、排卵が起こらないこともしばしばです。効果がない場合は、hMGなどほかのホルモン剤に移行します。
hMGを用いて排卵を誘発すると多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こしやすくなります。腹腔鏡下手術で卵巣の表面に小さな穴をたくさんあけ、排卵を促すと方法も行われることがあります。 副腎皮質ホルモンを併用することもあります。

☆月経不順 ☆無月経 ☆肥満ぎみ ☆毛深い

☆血液検査 ☆経膣超音波検査
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性腺刺激ホルモン分泌障害
排卵は脳下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されることで促されます。
脳下垂体にホルモンの分泌を指令する視床下部の機能が低下すると、排卵が起こりづらくなります。視床下部の機能が低下する原因として多いのは、無理なダイエットや強いストレス、病気などが原因での大幅な体重の減少、甲状腺機能障害、出産時の出血などです。

☆月経の乱れ ☆ほてり、のぼせ、冷え ☆頭痛、めまい

☆血液検査
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高プロラクチン血症
プロラクチンというのは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、赤ちゃんが生まれると母乳を出そうとするホルモンで、乳汁分泌ホルモンとも呼ばれています。
プロラクチンには、母乳が出ている間は次の妊娠はしないように、月経や排卵を抑制する働きがありますが、何らかの理由で、妊娠していないのにもかかわらず、このホルモンがたくさん分泌されてしまうのが、高プロラクチン血症です。
プロラクチンが多量に分泌されると卵巣での排卵が抑えられ、その結果生理が止まってしまう場合が往々にしてあります。プロラクチンの分泌がさらに増量すると、生理が止まるだけでなく、出産していないのにお乳が出てくるということになります。
原因は流産後や人工妊娠中絶後、脳下垂体に腫瘍がある場合などがありますが、ストレスに左右されることも多くあります。ときには、夜間またはストレスが強いときにだけプロラクチンが高くなる潜在性高プロラクチン血症の人も。

☆ほとんどなし ☆乳首をつまむと、乳汁が出る ☆胸が張る

☆血液検査
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甲状腺機能異常(甲状腺機能低下症)
喉にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは卵胞の成長に影響しているので甲状腺ホルモンが足りなくなると卵胞が成長せずに排卵が起きづらくなります。
排卵した場合でも卵胞の成長が不十分だと妊娠を維持させるのに必要な黄体の機能が低下することがあります。

☆ほとんどなし ☆動悸・息切れ ☆手足のふるえ

☆血液検査
LUF(黄体化非破裂卵胞)
卵が徐々に育ち始め、十分に成熟すると、卵を包んでいる卵胞がはじけて中から飛び出します。これが排卵です。ところがまれに、卵胞がはじけないことがあります。
排卵しない卵胞は、その後、黄体化して黄体ホルモンを分泌するので、基礎体温は上がり、見かけ上高温期が続き、あたかも排卵したように見えます。これがLUFです。
LUFは不妊ではない人でも、5〜10%の頻度で散発的に起きるようです。

☆なし

☆経膣超音波検査
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