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卵管障害と不妊治療

卵管が詰まったり狭くなったりする障害

 卵管のトラブルは女性側の不妊原因のうちもっとも多く、およそ3割から5割を占めるといわれています。
 卵管内部の幅が狭くなることを卵管狭窄、完全に詰まってしまうことを卵管閉塞といいます。 卵管狭窄や卵管閉塞が起こる原因は、卵管の炎症(卵管炎)や子宮内膜症です。 卵管炎が進行すると卵管采にも炎症がおよび、卵管采が完全にふさがってしまうこともあります。 また、卵管間質部と卵管采の両方が閉塞し、卵管の中に分泌液がたまって卵管が膨れてしまう卵管留水腫になることもあります。

卵管の名称

卵管障害の治療法

 軽い詰まりの場合は、子宮卵管造影検査や通水・通気検査の際に、造影剤や生理食塩水を注入することで卵管が通るようになることもあります。 両方の卵管が完全に塞がっている場合は、卵管形成術などで詰まりを取るか、体外受精を検討することになります。

@卵管狭窄

  • 抗菌剤などの飲み薬を服用する。
  • 片方が詰まっている場合は、最初に通水・通気治療を行って卵管の詰まりを解消し、自然妊娠を期待することもある。

A卵管間質部、卵管狭部、卵管膨大部のいずれかが詰まっている卵管閉塞

  片方が詰まっている場合
  • タイミング法で様子を見る、排卵誘発剤を服用して排卵をうながす。
  両方が詰まっている場合
  • 内視鏡を利用した卵管形成術で卵管内部を広げる。開腹手術や腹腔鏡手術を行う場合、卵管の詰まりのある部分を切除して切り口を縫合してつなぐ。
  • 卵管の先を切開し、人工的に卵管采をつくる。
  • 体外受精を検討する。

B卵管采がつまっている卵管閉塞

  • 卵管の先を切開し、人工的に卵管采をるつくる。
  • 体外受精を検討する。
  • 片方が詰まっている場合は、最初に通水・通気治療を行って卵管の詰まりを解消し、自然妊娠を期待することもある。

C卵管留水腫

  • 内視鏡を利用した卵管形成術で卵管内部を広げる。開腹手術や腹腔鏡手術を行う場合、卵管の詰まりのある部分を切除して切り口を縫合してつなぐ。
  • 卵管の先を切開し、人工的に卵管采をつくる。
  • 体外受精を検討する。