人工授精とは?
人工授精とは、精子が子宮頸管部でブロックされないようにするため、精液を直接チューブで子宮の中に入れて、妊娠する確率を高める方法です。通常精液は性行為によって膣の中に放出され、そこから 膣 → 子宮頚管 → 子宮内 → 卵管 と上っていかなくてはなりません。膣の中には数千万から数億の精子が放出されますが、その中で受精場所である卵管の先の部分まで到達するのは0.001%とほんの一部にすぎません。ほとんどはその前に脱落してしまいます。人工授精は少しでも卵管に到達する精子が増えるようにするための方法です。
人工授精1回あたりの妊娠する確率は、およそ10%前後です。人工受精で妊娠する場合の70−80%が6回めまでに妊娠します。6回やっても妊娠しない時は、人工授精を続けるかどうか、体外受精に進むかどうかなどについて、人それぞれの体の状態、年齢、経済事情をふまえて相談していくことになります。7回を過ぎると妊娠率はほとんど上がりません。
この時気をつけなければいけないのは、AIH(配偶者間人工授精)が本当に排卵の時期と合っていたか、良好な精子が十分な数、子宮内に送り込まれたのかのチェックです。排卵期と2日以上ずれていたときには回数にカウントしなくてもいいでしょう。
人工授精には2種類あります!
・AIH(配偶者間人工授精):夫の精子を使って人工授精する方法です。
・AID(非配偶者間人工授精):夫の精子が使えないときに他人の精子を使って行う方法です。
AID(非配偶者間人工授精)を行っている医療機関は限られています。日本では人工授精といえば、一般的にはAIHのことです。
人工授精の方法
卵胞計測
| 排卵日近くになったら頻繁に病院に行って卵胞の計測を行います。 (膣からの超音波検査) |
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HCG注射
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卵胞が排卵するのに十分な大きさになったら、HCGというホルモンの注射を行います | |
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翌日 | |
人工授精
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HCG注射を行った翌日に、病院に来る直前にパートナーの精液をとって病院に持って行きます。(方法は精液検査と同じ)。 細長い管を膣から子宮の中に入れ、調整した精液0.5ml程度を子宮の中に入れます。5〜30分くらい安静にします。 人工授精の後、1〜3日抗生剤を服用することもあります。 |
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妊娠の確認
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2〜3日後くらいに排卵したかどうかを確認するため、病院に行きます。あとは妊娠したかどうかを待ちます。 |
精子調整法
精子には細菌や異物などが含まれているので、精子調整法を用いることにより、大部分の細菌や異物が除かれて感染予防になったり、子宮の収縮痛を防いだりする効果があり、また副作用が少ないことからも、積極的に用いられています。
精子調整法は2種類あります。
・スイムアップ法:精子培養液の中に液化した精液を加えて、一定時間静かにそのまま置いておくと、運動率のいい精子だけが上に泳いで上がってくるので、その上がってきた精子を使います。
・パーコール法:洗浄濃縮用の液に精液を加え、遠心分離器にかけて、沈殿した良好精子を使います。

